NH TYPE 1Cは NAOYA HIDA & Co. が最初に発表したモデルである TYPE1 シリーズの最新作で ある。1930 年代の ヴィンテージ ・ ウォッチ の凝縮されたデザインを、 37mm というサイズに変換することによって現代的なテイストを与えることを意図している。同時に、最先端の 超高精度微細加工機と、熟練した職人の手作業を組み合わせることで、文字盤や針を初めとする細部に、比類ない立体感を追求している。 TYPE1 シリーズは、手巻きムーブメントのゼンマイを毎日巻き上げることを楽しみにしている時計愛好家のために製造されている。
<特徴>
⚫ 2020年に発表し15点を製造、完売したNH TYPE 1Cの追加として製造されるモデルである。
⚫ 15点 のみが追加で製造販売される。2022年にはNH TYPE 1Dに移行するため、製造中止となる。
⚫ 2019年に発表されたNH TYPE 1Bと比較して、以下の点が変更されている。
- ラグ(時計本体と革ベルトを繋ぐ4本の突き出した部分)の外側を0.5mm薄くした。
- 9時位置にあるスモールセコンド(小さな秒針)の形状を変更した。
- カーブド・サファイヤ・クリスタルの内側に無反射加工を施した。
- リューズを引いて時刻合わせのポジションに到達するまで、従来は途中に一段ステップがあったが、これを排した。
- 文字盤上のNAOYA HIDA &Co.ブランドロゴを0.37mm上に移動させた。
- 標準で付属するレザーストラップの素材が変更された。
下記の特徴は変わらず継承されている。
⚫ 1930年から1950年代のヴィンテージ・ウォッチのデザインを取り入れながら、ケース径37mmという現代的なサイズ及び及び実用性を備えている。(※一般的にヴィンテージ・ウォッチには35mm以下のサイズが多くみられる。)
⚫ 世界最高峰レベルの超高精度微細加工機を製造している碌々産業株式会社、そして同社の機械を導入した部品加工会社と協業することにより、加工困難な素材を数ミクロンの精度、かつ凹状のベゼルや、彫り込まれたロゴなど複雑な形状かつ立体的に工作することに成功。
⚫ 搭載される手巻きムーブメントCal.3019SSは、ベース・ムーブメントであるETAヴァルジュー7750に新たに開発した後退式のコハゼ機構を組み込むことで、巻き上げる感触を楽しむことできる。
⚫ 文字盤上のブレゲ文字盤上のブレゲ・アラビック・インデックスは全て熟練した職人による手彫りによる。その後合成漆(カシュー)を流し込むことで独特の仕上がりとなっている。
⚫ 高い耐食性を持つが加工が困難なため極めて限られたメーカーのみが採用していることで知られているSUS904Lステンレス・スチールを採用。
NH TYPE 2B は NAOYA HIDA & Co.のTYPE2 シリーズの2 作目である。TYPE1 シリーズに比べ、かなりモダンなテイストが与えられており、1960 年代によく見られたスタイルをベースにしている。現代においては珍しい手巻きのセンターセコンドムーブメントを搭載している点が特徴である。TYPE2 シリーズのそれ以外の特徴は、超高精度微細加工機によって削り出されたすり鉢状にデザインされた立体的な文字盤と、通常の時計の3 倍近い厚みを持つ針、そして熟練した職人の手作業によって手で彫り込まれたアラビック・インデックスである。新設計のリューズ形状により、TYPE1 シリーズとはまた違ったゼンマイの巻き上げ感を楽しむことができる。
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