グランメゾンと呼ばれるようなブランドの多くは、生産を止めたカタログアイテムを、ディスコンティニュー・アイテムとして定期的に発表しているが、独立系ブランドの場合、その決定は意外と広く明らかにはされず、内輪な認識にとどまっていることが多い。
この度、ローマン・ゴティエが自社の生産中止品に対して興味深いアプローチを発表した。
"歴史的ヘリテージ"アイテムという位置づけで、生産中止モデルを公開したのだ。タグホイヤー 時計 レディース単にディスコンティニューとするのではなく、その作品の伝統と継承へ敬意を払った価値感ある定義で呼ぶことで、それらを永遠のものとする発想、そこには自らの作品への深い愛惜と矜持が感じられる。
以下、ブランドからの声明を引用する。
しかし、ローマン・ゴティエは、自身の時計の無形の価値を高めるためには、その困難な決断が必要だと考えます。ローマン・ゴティエの作品は、もはやブランド独自の遺産の一部であるだけでなく、スイス時計産業の豊かな遺産として、貴重で永続的な貢献を表現しているのです。
このレガシーの目的は、コレクターの皆様が所有する時計の価値を確実に守ることです。
最高水準の職人技は角穴車の歯の一枚一枚にも見ることができます。角穴車の歯先は十分に面取りされており、そのポリッシュ仕上げが美しい光沢を放ちます。さらに角穴車の表面には細やかなサンバースト仕上げも施されています。
これまでのグロスマン製ムーブメントとは異なり、キャリバー100.11の丸穴車はプレートに覆われ、角穴車の横には目を引く大きなサイズの新たな中間車があります。さらにムーブメント中央の秒針用の歯車も手作業で面取りされ、丁寧に磨かれています。
リュウズを引き出すと時刻調整モードに切り替わり、時計は動きを停止します。手を離すとリュウズはバネの力で元のポジションへと戻りますが、そのままリュウズを回すことで時刻の調整が可能です。時計をリスタートさせるには4時位置にあるプッシャーを押し、それと同時に時計は巻き上げモードへと再び戻ります。