SSケース、自動巻き、41mm径、54万円/ブライトリング(ブライトリング・ジャパン 03-3436-0011)
クロノグラフを語るうえで、リーディングブランドであるブライトリングを外すことはできないだろう。クロノグラフの歴史に革新をもたらし、航空機のパイロットをはじめ高く支持される。
そしてこのクロノグラフに絶大な信頼を寄せた男のひとりがあのジェームズ・ボンドだ。
1965年に公開された『007 サンダーボール作戦』では、ガイガーカウンター機能を内蔵したトップタイムを使って、海中に隠されていたミサイルを探し出し、核攻撃の大惨事を防いだ。
本来は時間を計時する腕時計に、奇想天外な付加機能を備え、絶体絶命のボンドを救う。たとえそれがフィクションであっても、アクティブな時計の魅力を象徴することに変わりはなく、男を虜にするのだ。
1960年代に誕生したトップタイムは、若い世代に向けたスポーツクロノグラフであり、復刻には、時計愛好家の間で快傑ゾロのイメージから“ゾロ・ダイヤル”の愛称で親しまれているデザインを採用。2カウンターの躍動感をよりアピールする。